お金・資産運用

もし無限に近いお金を貰えるなら、人はいくらを選ぶのか? 33か国・8000人調査の結果

msgd.galaxy@icloud.com


どうも皆様、MSと申します。

今回は

人はいくらでも貰えるならいくら貰う?

という面白い研究を読むことが出来たので

それをシェアして行きたいと思います。

簡単に言うと

「人はいくらでも貰えるならいくら貰う?」

と言う質問を33か国 8000人という

膨大なデータをまとめた研究になります。

どんな方に読んで欲しいか

  • 漠然としたお金の不安がずっと頭にある人
  • SNSで成功者を見るたび焦る人
  • 「もっと稼がなきゃ」が止まらない人
  • 副業・投資・仕事を頑張ってるのに満たされない人
  • 「結局いくらあれば幸せなんだ?」と思ってる人
  • 他人と比較して自己肯定感が下がる人
  • 欲しい物を買っても満足が続かない人
  • 知的好奇心が有る方

この記事を読むとどうなるか?

  • 「自分、意外と“無限”を求めてなかったかも」と気づく
  • お金=幸福ではない理由が腑に落ちる
  • 「必要以上に不安を煽られてたな」と気づく
  • SNSや広告の見え方が少し変わる
  • 「もっともっと」の呪いが少し弱まる
  • “自由”の定義が、資産額から時間や裁量に変わり始める
  • 本当に自分の必要なお金を考え始める
  • 欲望と幸福を切り分けて考えられるようになる
  • 知的好奇心が少し満たされる


自分ならいくら貰うかかな?とか

考えながら読み進めてみて下さい。

では本編です。

「人間の欲求は無限だ」は本当か?

経済学にはこんな前提があります。

「人間の欲求は無限だ。」

希少性という概念の

根っこにある考え方です。

資源は限られているが

人間の欲しがる気持ちは

際限なく広がる。

だから人は、もっと欲しいと

感じ続ける。

そういう理屈です。

33カ国、約8,000人への調査

2022年イギリスの

バース大学のポール・ベイン博士が

世界33カ国、約8,000人を対象に

面白い実験をしました。

方法はシンプルです。

当選確率が全て同じ宝くじ

から好きな賞金額を

選んでもらう。

早い話貰える金額と思って差支え
ないと思います。

賞金はこう設定されていました。

1万ドル 約150万円

10万ドル 約1500万円

100万ドル 約1億5000万円

1,000万ドル 約15億円

1億ドル 約150億円

10億ドル 約1500億円

100億ドル 約1兆5000億円

1,000億ドル 約15兆円

最高額の1,000億ドルは

当時の世界トップクラスの富豪に

なれる金額です。

もし人間の欲求が本当に無限なら

全員が1,000億ドルを

選ぶはずです。

ところが結果は

全く違いました。

1,000億ドルを選んだのは

各国でわずか8〜39%。

ほとんどの国で

大多数が1,000万ドル以下を選んだ。

インドやロシアでは

大多数が100万ドル以下でした。

つまり

「もっともっと」と言い続ける人は

思ったより圧倒的な少数派だったのです。

みなさんどうでしたか?

欲求の大きさは何で決まるのか

では、最高額を選ぶ人と

そうでない人の違いは何か。

研究ではいくつかのことが

分かりました。

権力格差が大きい社会

つまり不平等を当然とする文化では

最高額を選ぶ人が増えます。

集団主義が強い社会でも

同様の傾向が見られました。

インドネシアは高く

約40%が1,000億ドルを選択。

一方、英国のように

個人主義・平等主義が強い文化では

最高額を選んだのは20%未満でした。

ここから見えてくることがあります。

欲求の大きさは

人間の本質ではなく

育った環境と価値観で

決まる部分が大きい。

言い換えれば

欲求は後天的なものだということです。

生まれつき強欲な人間など

実はほとんどいないのです

ここで一つ、重要な視点があります。

この研究は、欲求の大きさが

人間の本質ではなく


環境や文化、価値観によって

影響を受けることを示しています。

そして現代において

その環境の中でも強い影響力を持つのが

広告やSNS、アルゴリズム、インフルエンサーです。

広告主は、人間の欲求が

外から影響を受けやすいことを理解しており

これまで意識していなかった対象に

関心を向けさせるために

莫大な費用を投じています。

つまり、私たちが「欲しい」と感じているものの中には

本来の内側から生まれた欲求だけでなく、

外部から刺激されたものも含まれている可能性があります。

「これは本当に自分が望んでいるのか。」

「それとも、そう思わされているだけなのか。」

この問いを一度持つだけで、

お金の使い方は大きく変わります。

実際に経済学者の中には、

マーケティングによって生み出された欲求を

本来の欲求と呼ぶべきかどうか

疑問を呈する人もいます。

だからこそ、欲しいと思った瞬間に

一度立ち止まることが重要です。

ここで現代社会にも通ずる

うまく生き抜く為の偉人の教えを1つ。

中国の古典『老子』(道徳経)の第33章に登場する一節

『足るを知る者は富む』

と言う言葉です。

必要以上を求めないこと。

今あるもので満足できること。

欲に振り回されないこと。

外に取りに行く豊かさではなく、

内側で完結する豊かさが重要

という教えです。

それと一緒に書かれている言葉

『人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり』

『人に勝つ者は力あり、自らに勝つ者は強し』

という素晴らしい教えも有りますが

ここでは割愛します(笑)

この研究が示している最大の示唆は

多くの人が本来地球の

資源を食い尽くすほどの欲求を

持っているわけではないという点です。

問題は、欲求そのものではなく

それが外部から繰り返し上書きされる環境にあります。

自分の価値観を軸に


「これで十分」と言えるラインを

自分で決めている人は

消費の罠にはまりにくく

お金に振り回されにくく

精神的にも安定しやすいのです。

満足できるかどうかは

金額の多さではなく

自分の価値観と

お金の使い方が一致しているかどうか。

その点に尽きるのではないでしょうか。

まとめ

今回のポイントはシンプルです。

人間の欲求は無限だと言われているが

実際にはそうでもなかった。

多くの人は

想像するほど大きな富を望んでおらず

「これくらいで十分」というラインを

どこかに持っている。

そしてその欲求の大きさは

生まれつきではなく


環境や価値観によって変わる。

さらに現代では

広告やSNSによって

欲求そのものが作られている。

だから大切なのは

外に振り回されるのではなく

自分の基準を持つこと。

「いくら欲しいか」ではなく

「どこで満足するか」

それを決めることが

お金との良い距離感なのではないでしょうか。

今回は連続でお金との

向き合い方のお話しでよく似た

着地点になってしまいましたが

結局全ての問いは、本質的な答えに帰結する

と言うことでしょうか(笑)

それではまた別の記事で!

MS


出典

Paul Bain (2022). “How Much Money Do People Need to Be Happy?” Greater Good Magazine, UC Berkeley

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プロフィール
経営者。会社員時代の違和感から独立を決意。現在は独学で学んだ海外輸出事業を軸に、その過程で得た知見をもとに、お金・幸福・科学・思考について発信しています。テーマは「お金持ち」ではなく、選択の自由、自己裁量権の最大化を最も重要とする生き方「自由持ち」。海外の最新論文や古典も交え、温故知新と実体験を掛け合わせ、本質をシンプルかつ再現性ある形で届けます。遠回りに見えて最短の道を選びたい人へ。
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