「仕事が楽しくない」は甘えではない。現状を変えたい方へ伝えたい『自己裁量権』の話
どうも皆様、MSと申します。
今回はですねー。
この話。
1回、記事としてしっかり
書いておきたかったお話です。
私の中では、かなり重要なテーマです。
なぜなら、仕事が楽しくないままでは、まず
「自由持ち」にはなれないと考えているからです。
この記事は、今の会社や仕事に対して
今の仕事が楽しくはない。
もし大金があれば辞めたい。
辞めるほどではないが楽しくはない。
休み明け前夜に、何度も目が覚める。
休み明けの出勤がつらい。
少しでもそう感じている人に
ぜひ読んでほしいと思っています。
仕事が楽しくない原因は
仕事内容そのものとは限りません。
給料や人間関係、労働時間も重要です。
しかし、それ以上に大きいのが
自分で決められる範囲 自己裁量権が少ないこと
ではないかと私は考えています。
この記事を最後まで読むことで
なぜ今の仕事が楽しくないのかを整理し
自分にとっての「自己裁量権」とは何か。
会社員を続けながら自己裁量権を持つには
どうすれば良いのか?
それでも自己裁量権を
高めるのが厳しい環境の方は起業を視野にいれて
副業を勧める理由も書いています。
良ければ最後までお付き合い下さい。
それでは行きましょー!
「仕事が楽しくない」と感じている人は珍しくないというお話。
では、実際に「仕事が楽しくない」と
感じている人は、どれくらいいるのでしょうか。
2019年に就職ジャーナルが、20代から60代までの
社会人1,111人を対象に
「今のあなたにとって、
働くのは楽しいですか?」という
調査を行っています。
その結果は、次のとおりでした。
「楽しい・まあ楽しい」と答えた人が47.8%
「どちらでもない」と答えた人が25.7%
「あまり楽しくない・楽しくない」
と答えた人が26.5%。
つまり、約4人に1人が、働くことを楽しくないと
感じていたことになります。
さらに、「楽しい・まあ楽しい」と明確に
答えなかった人まで含めると52.2%。
半数以上の人が、仕事に対して積極的に
「楽しい」とは答えていません。
年代別では、40代で「楽しくない」と
回答した割合が最も高く、
約3人に1人に達しています。
40代といえば、仕事では責任が増え
家庭や住宅ローンなどもあり
簡単には環境を変えにくくなる時期です。
この調査だけで原因までは断定できませんが
「今の仕事に違和感があっても、
すぐには動けない」
という人が増えやすい年代なのかもしれません。
さらに、Gallupが公表した2025年のデータを見ると
日本で仕事に積極的に関与している従業員
いわゆる「エンゲージメントが高い従業員」
(仕事にやりがいを感じ、
前向きに取り組んでいる人)
はわずか8%でした。
東アジア平均は18%、世界平均は20%ですから
日本はその半分以下です。
また、日本の従業員の39%が「前日に
強いストレスを感じた」
と回答しています。
ここでいう「エンゲージメントが高い従業員」とは
単に真面目に働いている人のことではありません。
言われたことをただこなすのではなく
自分の仕事に意味や手応えを感じ
もっと良くしようと自分から取り組めている人のことです。
つまり、この8%という数字は
日本では「やらされている」のではなく
自分の意思で前向きに働けている人が
非常に少ないことを示しています。
ただ、エンゲージメントが低い人すべてが
「仕事が楽しくない」と感じている証拠には
なりませんので
「日本人の92%が仕事を楽しくない」と
解釈することはできません。
しかし、仕事に強いやりがいや
前向きなつながりを感じている人が
日本では非常に少ないことは確かです。
続きまして、パーソル総合研究所の
「はたらく人のウェルビーイング実態調査2025」
も見ていきます。
仕事を通じて幸せを感じている人は40.8%。
幸せを感じていないと回答した人は31.7%となり
2020年2月調査の23.8%と比較すると
幸せを感じていない人は5年前より
7.9ポイント増加しています。
また、幸せを感じている人の割合は
43.9%から40.8%へと
3.1ポイント低下しており、
働くことを通じた主観的な
幸福感は悪化傾向にあることがうかがえます。
また、MENTAGRAPH株式会社の調査では
現在の仕事にモチベーションがある人は33.8%に対し
66.2%の人はモチベーションを感じていないという
結果でした。
多くの人が「仕事が楽しいから」ではなく
「生活や給与のため」
と割り切って働いている実態が見えてきます。
さらに、世界と比較しても日本の仕事満足度は
非常に低い水準です。
PwCなどの国際調査では
「自分の仕事に満足している」と
答えた日本人は29%にとどまり ここでも
世界平均の57%を大きく下回っています。
OECD加盟国の比較でも
日本は最下位に近い順位となっています。
その背景としては、
・個人の裁量が少なく、
自分で決められる範囲が狭いこと
・失敗が許されにくく、
挑戦しづらい環境であること
・頑張りが評価や報酬につながりにくいこと
などが挙げられています。
総じて見ると、日本では約6〜7割の人が
「仕事そのものを心から楽しんでいるわけではなく
生活のために働いている」
というのが現状と言えます。
では、なぜ同じように働いていても
仕事を楽しいと感じる人と
そうでない人がいるのでしょうか。
仕事内容、給料、人間関係など
理由は一つではありません。
しかし、私自身の話をしますと
会社員時代と現在を比較してみると
その大きな違いの一つが
「自己裁量権」です。
会社員時代は、いつ働くか、何をするか
どのように進めるかも自分で
は決められませんでした。
意味不明なルールや縛りもあり、
働く人も選べない。まさにがんじがらめでした。
まあ普通と言えば普通かもしれませんが。
これを是とするか非とするかは人それぞれです。
一方私の現在はと言うと、
週7日仕事をしています。
仕事をする時間も、内容も、
進め方も自分で決められます。
仕事量だけを見れば
今のほうが圧倒的に多いです。
それでも、現在のほうが圧倒的に
仕事が楽しく、精神的にも楽だと感じています。
なぜか?全て自分で決められるからです。
起業をして失敗したらお金も職もなくなります。
リスクもプレッシャーもあります。ですが
それでも今のほうが圧倒的に楽だと感じるのです。
もちろん一か八かで起業したわけではなく
しっかり自己内省し、スモールスタートで
始めゆっくり育てて起業しました。
性格の向き不向きもあるとは思いますが
私がこう思っているのは事実です。
もしかすると、仕事が楽しくない原因は
仕事そのものではなく、自分で決められないことに
あるのかもしれません。
仕事が楽しくないのは、仕事が嫌いだからとは限らない。
仕事が楽しくないと感じる原因として
給料の低さ、人間関係、
長い労働時間などがよく挙げられます。
もちろん、これらも仕事の満足度を
左右する大きな要素です。
しかし、
もう一つ見落とされやすい原因があります。
それが、「自分で考えても何も変えられない」
という感覚です。
もっと効率の良いやり方を思いついても
変えられない。
自分なりに工夫しても評価されない。
何をするかだけでなく、どのように進めるかまで
細かく決められている。
毎日ただ、言われたことを
言われたとおりにこなしていく。
このような環境が続くと、仕事に対する主体性が
少しずつ失われ、「自分の仕事」ではなく
「やらされている仕事」へと変わっていきます。
仕事の内容そのものが嫌いなわけではなくても
自分の意思を反映できなければ
仕事は楽しくなくなります。
反対に、同じ仕事であっても、自分で考え、工夫し
判断できる余地があるだけで
感じ方は大きく変わります。
厚生労働省の「こころの耳」でも
自分の考えやアイデアを仕事に反映できることや
自分の判断で仕事を進められることは
自己効力感や仕事の満足度に
大きく影響すると説明されています。
人は、ただ楽をしたいわけではありません。
自分で考えたことを試したい。
その結果を確かめたい。
うまくいかなければ改善し
少しずつ成長していきたい。
この「自分で仕事を動かしている感覚」が
仕事の面白さにつながります。
もし今、仕事が楽しくないと感じているなら
仕事そのものが嫌いだと決めつける前に
一度考えてみてください。
本当に嫌いなのは仕事内容でしょうか。
それとも、自分で考えても何も変えられない
「やらされている働き方」なのでしょうか。
一度自問自答するのもいいかも知れません。
会社員でも自己裁量権はもてるのか?
自己裁量権は「ある・ない」の二択ではなく
0〜100までの幅で考えるといいかもしれません。
会社員でも、仕事の進め方や順番を
自分で決められる人もいるでしょう。
勤務時間や場所も選べる。
やりたい仕事に異動できる。
休みを取りやすい。
副業ができる。
嫌なら転職できるだけの資産や能力を持っている。
こうした状態なら、
自己裁量権はかなり高いですよね。
反対に、仕事内容、時間、場所、付き合う相手
仕事の進め方まで、すべて会社や上司に
決められている状態では低くなるのも当然です。
ただ、会社員である以上
会社の方針、最終的な意思決定
顧客、勤務制度など
自分だけでは決められない部分は必ず残ります。
だから100%に近づけるのは難しいけれど
今より10%、
20%と増やすことは十分できると思います。
そして、必ずしも独立した人のほうが
自由とも限りません。
例えばですが、借金や固定費に追われ
売上もイマイチで毎月悪い赤字を
垂れ流す経営者より
仕事を任され、好きな時間に働ける会社員のほうが
自己裁量権は高い場合もあります。
何が言いたいか?
会社員のままでも、自分で決められる範囲を
少しずつ増やしていくことは出来る。です。
その他にも
副業、転職、スキル、貯蓄や
資産運用などで「いつでも辞められる選択肢」を
持つことも非常に大きな自己裁量権です。
仕事の主導権を取り戻すことが「自由持ち」への第一歩
会社員でも、自己裁量権を高めることはできます。
ここからは会社員のまま自己裁量権を高める方法
を提案させて頂きます。
「もっと自由に仕事をさせてください」と
会社にお願いするだけでは
なかなか裁量は増えません。(笑)
会社員の自己裁量権は
会社から細かく指示される状態から
「この仕事はあなたに任せる」と言われる状態に
変えることで広がっていきます。
もちろん、任せてもらう以上
結果に対する責任も伴います。
自分の好きなように仕事をすることが
自己裁量権ではありません。
求められた結果を出すために、
方法や順番を自分で考え
決められることが自己裁量権です。
1.作業内容ではなく、仕事の目的を確認する
言われたことを、そのままこなしているだけで
自分で考えられる範囲は増えません。
まず確認したいのは、「何をするか」だけでなく
「何のためにするのか」です。
目的と期限、守るべき条件が分かれば
そこに至るまでの方法は自分で
考えられる可能性があります。
たとえば上司から資料作成を頼まれたときも
言われた形式で作るだけで終わらせるのではなく
誰が、何のために使う資料なのかを確認する。
目的が分かれば、構成や見せ方について
自分から提案できます。
指示された作業をする人から
目的を理解して仕事を進める人になる。
これが、裁量を広げる最初の一歩です。
2.小さな仕事を一つ、自分の担当にする
最初から大きな決定を
任せてもらう必要はありません。
スケジュール管理、報告書の作成
顧客対応、在庫管理、作業手順の改善など
まずは一つの仕事を最初から最後まで
担当してみることです。
「この仕事については、
自分が状況を把握している」と
いえる領域を作ります。
任された仕事で結果を出せば
次も相談されるようになります。
相談が増えれば、自分の意見を仕事に
反映できる場面も増えていきます。
会社員の裁量は、
一気に与えられるものではありません。
小さな仕事を任され、その範囲を少しずつ
広げることで大きくなっていきます。
3.不満ではなく、改善案を出す
会社のやり方に疑問を持っていても
不満を言うだけでは仕事の決定権は得られません。
このやり方は効率が悪いと言うだけでなく
「この方法に変えれば、
作業時間を減らせると思います。
まず1週間試してみませんか。」と提案する。
問題点だけでなく、具体的な方法まで出すことが
重要です。
さらに、提案したことを自分で実行し
結果まで報告する。
そこまでできれば、会社から見ても
仕事を任せやすい人になります。
自分の意見を通せば良いというものではなく
自分の考えを提案し、その結果に責任を持つことが
自己裁量権の拡大につながるのです。
4.「この仕事なら任せられる」という得意分野を作る
誰でもできる仕事だけをしていると
会社から細かく指示されやすくなります。
反対に、専門知識や経験を身につけて
「この分野はあの人に聞こう」
と思われるようになると
指示される前に意見を求められるようになります。
仕事の決定が終わってから指示を受けるのではなく
決める段階から相談されるようになるのです。
資格を取ることだけが専門性ではありません。
例えば、顧客のことを誰よりも理解している。
特定の作業が速い。トラブルへの対応が得意なども
立派な専門性です。
自分の強みが会社に認められると
仕事を任される範囲も広がっていきます。
5.裁量を持てる場所へ動く
ここまで行動しても、
まったく仕事を任せてもらえない
会社もあるのではないかと思います。
上司がすべて決める。
新しい提案を受け入れない。
もしくは形が完璧に決まっている職場。
成果を出しても担当範囲が変わらない。
などの環境では本人の努力だけで
自己裁量権を高めるのは困難です。
その場合は、部署異動を希望する
裁量の大きい仕事へ転職する
副業を始めるなど、働く場所や方法を
変えることも必要です。
特に副業は、会社員で安定した給料を貰いながら
自分でビジネスを作る。という矛と盾が
完全に両立する絶好の機会です。
この機会を上手く使わない手はないと思います。
実際私もそれで今の本業を
落ち着いて育てられました。
何をするのか。いつ取り組むのか。
どういう形態にするのか。
すべてを自分で決められるため
自己裁量権とは何かを非常に
実感しやすくなります。
たとえ副業が思うようにうまくいかなかった
としても、そこで身につけた知識や技術
経験まで失うことはありません。
売上が残らなくても、経験は自分の中に残ります。
自分の商品やサービスを考え、値段を決め
お客さんを探し、実際に届ける。
副業を始めるということは、規模は小さくても
自分の看板で事業を動かすということです。
会社員としての仕事では見えてこなかった
売上が生まれるまでの流れや
お客さんから選ばれることの難しさ、
利益を残すことの大切さなどが見えて
来るかもしれません。
一度でも事業主の立場を経験すると
会社の見え方も変わります。
これまで何気なく受けていた指示の意味が
分かるようになるかもしれませんし
何故そんな指示を出すのか理解できなく
なるかもしれません(笑)
その結果、本業への取り組み方まで
変わる可能性があります。
経営者が本当に欲しいのは
ただ言われたことをこなす社員ではありません。
会社や仕事の課題を自分ごととして捉え
「どうすればもっと良くなるか」を本気で考え
経営者と同じ目線で頑張ってくれる社員です。
そして
副業で身につくのは、
知識や技術だけではありません。
雇われる側の視点だけでは得られない
「事業を動かす側の視点」です。
副業が大きな収入にならなかったとしても
その視点を手に入れた時点で
挑戦した意味は十分にあります。
会社員だけだった頃とは、仕事も会社も
そして自分の可能性も
まったく違って見えるようになるはずです。
会社の中だけで自由を得ようとする
必要はありません。
会社では生活を安定させながら
会社の外で自分の可能性を育てる。
それも、会社員が自己裁量権を高める
現実的な方法だと思っています。
とはいえ、私が最もおすすめしたいのはやはり起業です。
先ほどは、会社員の中でも自己裁量権を
高める方法について書いてきました。
そして最後に「会社員+副業」という
矛盾戦略について触れました。
本音を言えば、私はその先にある
「起業」という選択肢を強くおすすめしています。
ここでいう起業の定義は育てた副業1本で
食っていくということです。
なぜか。
起業には、圧倒的な
自己裁量権があるからです。
もちろん、その反面、会社員とは
比較にならないほどの責任も伴います。
自分の判断が正しければ
売上や利益という形で結果が返ってきます。
反対に、判断を間違えれば時間や
お金を失うこともあります。
しかし、その失敗も含めて
自分で選んだ結果です。
うまくいかなければ原因を考え
やり方を変え、すぐ再度試すことができます。
誰かの許可を待つ必要もなく
自分の判断ですぐに改善できる。
私は、この試行錯誤そのものに
仕事の面白さを感じています。
情報を得ながら自分で考える。実行する。
結果を受け取る。改善する。
そして、また挑戦する。
うまくいけば継続し
さらに良くできないかを考える。
改善の余地がなくなれば
それを淡々と積み上げていく。
自分の意思と行動、その先にある
結果が一本につながっている。
だからこそ、仕事に確かな手応えが
生まれるのだと思います。
また、起業には時間の自由もあります。
いつ仕事を始めるのか。
どの仕事に集中するのか。
休みたいと思えば休み
体調に合わせて予定を変えることもできます。
もちろん、だからといって
長時間労働を肯定したいわけではありません。
睡眠や運動、食事、家族との時間を削り
心や身体を壊してまで働くことは
私の考える「自由持ち」とは正反対です。
ただ、労働時間が短ければ必ず仕事が楽しくなり
長ければ必ず苦しくなるほど単純でもありません。
一方で、ある程度仕事量が多くても
自分で選び、自分で工夫し、その結果を自分で
受け取れるのであれば、
それは全く別のものになります。
先ほども触れましたが
私は現在、基本的に週7日働いています。
しかし、不思議なことに会社員時代より
苦しいと感じることは全くありません。
なぜなら、「働かなければならない」から
働いているのではなく、
「働きたいから働いている」からです。
ここには、とても大きな違いがあります。
そして、この感覚を理解する上で
とても面白い研究があります。
心理学者のグラスとシンガーは
参加者に大きな騒音を聞かせる実験を行いました。
その際、2つのグループに分けました。
1つは、「ボタンを押して、いつでも
騒音を止めることができる」
というグループ
一方、別のグループには
そのような選択肢は与えませんでした。
その後、参加者全員にパズルのような課題に
取り組んでもらい、ストレスの影響を調べました。
結果は非常に興味深いものでした。
実際には、ボタンを与えられたグループは
誰一人としてボタンを押しませんでした。
つまり、全員が同じ時間だけ
騒音を聞いていたことになります。
それにもかかわらず
「必要になれば自分で止められる」
という選択肢を持っていた人たちは
騒音に対する不快感が小さく
その後の課題に
も粘り強く取り組むことができたのです。
反対に、何もコントロールできない
状態に置かれたグループは、ストレスを強く感じ
課題への集中力や粘り強さも低下しました。
重要なのは、実際にボタンを
押したかどうかではありません。
「自分には選択肢がある」
そう感じた人はストレスが著しく下が
るということ。
これは仕事にも当てはまるのではないでしょうか。
「今日は休むこともできるけれど
自分が働きたいから働く。」
「休みたいけれど休めないから働く。」
結果だけを見れば、
どちらもその日は働いています。
しかし、本人が受ける感覚は
まったく違います。
出来るけれど、あえて選ばない。
休めるけれど、別に休まない。
この感覚には、大きな価値がある
ということになります。
自己裁量権の価値は、自由を実際に使う
ことだけではありません。
「必要になれば、自分で選べる。」
そう思えること自体に
大きな意味があるのです。
私が欲しかったのは
働かなくてもいい生活ではありません。
自分で選べる仕事と
自分で選べる生活。
言い方を変えると人生を自分で選んでいる感覚
及び事実。これです。
私の場合、それを得るためには
起業しかありませんでした。
だからこそ、もし過去の自分に
一つだけ伝えられるなら、
「まずは自己内省をして小さく副業を
始めてみてほしい。」
そう伝えたいと思っています。
副業がそのまま起業につながるかは分かりません。
しかし、たとえ上手くいかなかったとしても
そこで得た知識や経験、そして
「自分で選び、自分で決める感覚」は
必ず人生の財産になります。
そして、その積み重ねが
少しずつ人生の自己裁量権を
高めていくのだと思います。
最後に
皆様ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
この記事を書きながら
1つ思い出したことがありましたので
書かせて頂きます。
社会人として働き始めた頃から
自分に言い聞かせていた言葉があります。
それは
「お金をもらった時点で、私はプロ。」
新人が、いきなりベテランと同じ仕事を
できるわけではありません。
知識も技術も経験も、最初は足りなくて当然です。
しかし、仕事に向き合う姿勢や意識まで
新人のままでいる必要はありません。
お客様の対応に誠意を持ち丁寧に
対応することは技術 経験がなくても出来ます。
分からないことをそのままにしない。
貰った仕事を1つ1つ丁寧にしっかり消化する。
技術がプロになるには時間がかかります。
しかし、プロとしての姿勢は、
今この瞬間から選べます。
そして、ここが大事なところです。
どんな姿勢で仕事に向き合うか。
これだけは、上司の許可も、会社の制度も、
お金も要りません。
今この瞬間から、100%自分で決められる。
つまりこれも、立派な自己裁量権なんです。
会社に決められることばかりの毎日でも、
ここだけは、誰にも奪えません。
私はこの考え方は今でも大好きです。
これは何の話かというと
意識もしくは視座のお話です。
日々意識や視座が高いと
それ相応の結果や成長が伴います。
その逆も然りです。
結局のところ、人は自分が普段考えていることや
当たり前だと思っている基準に
引っ張られていくものです。
だからこそ、自分はどんな人間でありたいのか。
どんな人生を歩みたいのか。
それを常に自分に問い続けることが
大切なのだと思います。
もちろん、
最初からしっかり出来る必要はありません。
1mmでもいいから
昨日の自分より少しだけ前に進む。
この感覚が非常に重要で、ハーバード大学
の研究で人のモチベーション・幸福感・創造性を
最も高める要因は、給料や表彰よりも
「意味のあることが少しでも前進した」と
感じることだったそうです。
簡単にいうとモチベーションや
幸福感 創造性は外的要因ではなく
内的要因が鍵だったということになります。
そしてその積み重ねが、
数年後には想像もできないほど
大きな差になります。
もし今、仕事が楽しくない。
人生が思うようにいかない。
そう感じている方がいたとしても
悲観する必要はありません。
意識が変われば行動が変わる。
行動が変われば環境が変わる。
そして、環境が変われば
人生は大きく変わっていきます。
この記事が、皆様がこれからの
働き方や生き方を考える
ほんの少しのきっかけになれば嬉しく思います。
それでは、別の記事で!
MS
参考資料 文献
就職ジャーナル「【社会人1000人の本音】働くのは
楽しい?働く意味・理由は?」2019年3月20日
調査対象:20代〜60代の社会人1,111人
調査期間:2019年2月13日〜15日
Gallup, “State of the Global Workplace: Japan Country-Level Data,” 2026年4月
使用データ:2025年までの日本の
従業員エンゲージメント調査
※日本で仕事に意味や手応えを感じ、
積極的に働いている従業員は8%
MENTAGRAPH株式会社「世代別
『仕事に対するモチベーション』についての調査」
2025年7月7日
調査対象:20〜65歳のオフィスで
働くビジネスパーソン500人
調査期間:2024年12月5日〜11日
※現在の仕事にモチベーションがある人は33.8%。
仕事を楽しいと感じる人の85.5%が、
やりがいも感じていると回答。
株式会社パーソル総合研究所『
「はたらく人のウェルビーイング実態調査2025」を発表』
https://rc.persol-group.co.jp/news/release-20251016-1000-1/
Glass, D. C., & Singer, J. E.
『Urban Stress: Experiments on Noise and Social Stressors』Academic Press、1972年
※騒音実験。「いつでも自分で止められる」
という選択肢を持つだけで、
実際にボタンを押さなくてもストレス反応が下が
ることを示した研究。
PwC『Global Workforce Hopes and Fears Survey』
https://www.pwc.com/gx/en/issues/workforce/hopes-and-fears.html
OECD(経済協力開発機構)関連調査資料
https://www.oecd.org/
※仕事満足度の国際比較データについては、
PwCおよびOECD加盟国を対象と
した各種国際調査資料を参考にしています。
厚生労働省「領域3 仕事の裁量性」
『こころの耳:働く
人のメンタルヘルス・ポータルサイト』
https://kokoro.mhlw.go.jp/comfort-check/cc003/
(2026年7月18日閲覧)
Teresa M. Amabile & Steven J. Kramer
『The Progress Principle』
Harvard Business Review Press、2011年
(ハーバード・ビジネス・スクールの研究)
※働く人238人・約12,000日分の日誌を
分析した研究。
モチベーション・幸福感・創造性を最も
高める要因は、報酬や表彰よりも
「意味のある仕事が少しでも前進した」
と感じることだった。
