自由持ち

会社員を辞めて分かった、よかったこと・悪かったこと。会社を辞めた先に、本当に自由はあったのか。

MS|自由持ちラボ


どうも皆様、MSと申します。

さて今回は、

「会社員を辞めて分かった、よかったこと・
悪かったこと。会社を辞めた先に、
本当に自由はあったのか?」

というテーマで書いていきます。

「何か人の役に立つ記事を書きたいな」

そう考えていたときに、
このテーマが思い浮かびました。

なぜなら、会社員時代の私と同じような
境遇にいる方にとって、
実際に会社員から独立した人間の話は、
一つの参考になるのではないかと思ったからです。

現在、会社員を辞めてから丸2年。
経営する法人は6期目を迎えました。

会社員として働きながら副業を始め、
起業し、そして独立する。

実際にこの道を歩いてきた経験が、
誰かの役に立つのではないかと思い、
この記事を書いています。

副業から起業が見えてきた方。
最近、副業を始めた方。
これから副業を探そうとしている方。
そして、会社員として働くことに、
しんどさを感じている方。

そんな方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

早速、結論から書きます。

会社を辞めた先に、本当に自由はあったのか?

「そこには、確実に自由がありました。」

もちろん、これは独立したことだけではなく、
私の職種や働き方など、
さまざまな要素が重なって
感じられていることだと思います。

それでも、想像していた以上に幸せな日々です。

特に大きかったのが、
「自分で決められることが、こんなにも楽なのか」
と実感したことです。

働く時間も、仕事の優先順位も、
誰と仕事をするのかも、自分で決める。

私にとって、この
「自分で決められる」ということは、
想像以上に大きなものでした。

ただし、当然いいことばかりではありません。
独立すれば、収入は不安定になります。
すべての判断を自分で下し、
その結果と責任も、すべて自分に返ってきます。

だから、ここで

「みなさん、絶対に起業したほうがいいですよー!」

と言いたいわけでは、まったくありません。

良いことも悪いことも含めて、
私と価値観が似ている方や、
「実際にやってみたい」と思っている方にとって、
一つの参考例になればと思っています。

そして、一歩踏み出すかどうか
迷っている誰かの背中を、
トンっと軽く押せたのなら嬉しく思います。

また、実際に独立してみて、
起業に向いている人と、
向いていない人を分ける大きな
要素が一つあると感じています。

それは、

「自制心が強いかどうか」

です。

誰かに管理されなくても、
自分で考え、自分で行動し、
自分を律することができるか。

起業は自由であると同時に、
強く自制心を求められる働き方でもあります。

今回は、私が実際に会社員を辞めて感じた
「良かったこと」と「悪かったこと」を、
独立を考えている方が本当に
知りたいであろう疑問に沿って、
正直に書いていきます。

私は他人に「絶対にやったほうがいい」
とは言いません。

ただ、私自身は、
心から起業をおすすめしています。

そのため、
多少考えが偏っているかもしれません。

それでも、会社員を続けながら
副業として小さく始め、
少しずつ自分の選択肢を増やしていく。

この方法には、
再現性があると考えています。

「鶏口となるも、牛後となるなかれ」

それでは、いきましょーー!


会社員を辞めて、よかったことは何か

よかった事は、本当にいっぱい有ります。

収入が増えたこと。


会社にキャッシュを多めに
残しておきたい派なので
びっくりするくらいの給料は貰っていませんが
それでも会社員時代に比べると
かなり多いです。

正しい方向性のやり方で
やったらやるだけなので
やりがいが有ります。

駄目だった場合ダイレクトに影響
するので、分かりやすくて好きです。

通勤がなくなったこと。

私は持ち家の自宅を職場にしています。

これは正直向き不向きがある所
だとは思います。

自宅と職場は絶対分けたい派や
人数が必要な規模になると
難しい選択肢になると思います。

今現在、私としてはかなり気に入っています。
もう病みつきです(笑)

終業 徒歩30秒でお風呂に入れます。

普通の会社は(平均)大体終わって片付けして
電車に向かって大体1H~2H位
かかるんじゃないでしょうか?

このおかげで浮いた時間も仕事が出来たり
早く寝たりも出来ます。


目覚まし時計をかけずに毎日寝ている。

これも本当にありがたいです。
起きなきゃいけないプレッシャーがないのです。
寝坊しても誰にも迷惑がかかりません。

会社員ならまずありえないですよね?

自然と起きたいタイミングで起きますので
眠いと思いながら起きることは有りません。
目覚めはとても良いです。

会社員時代は平均5~6時間睡眠でしたが
今は7時間30~8時間30は寝ています。
ちなみにいろいろ試した結果
やっぱり8時間以上寝ると
かなり体調が良いです。


自分で決められることがとにかく多い。

何時から仕事をするか。
今日は何を優先するか。
誰に仕事をお願いするのか。
稼いだお金を、次にどこへ使うか。

これこそ、上げたらきりがありません。

会社員の頃は、自分の時間でありながら、
自分だけでは決められないことが
たくさんありました。

もちろん、組織で働く以上は当然です。
誰かが悪いわけではありません。
会社には会社の目的があり、そこで働く人には、
それぞれの役割があります。

しかし私にとって、この
「自分で決められない状態」は、
思っていた以上に苦しいものでした。

独立してからは、良くも悪くも、
全て自分で決めています。

やりたいと思えば始められる。
違うと思えば方向をすぐに変えられる。
合わなければやめられる。

誰かに認めてもらわなければ、
始められないということもありません。

この自己裁量権の大きさは、
私の幸福感にかなり直結しています。

自分の人生を、自分で動かしている。

この感覚を持てるようになったことが、
会社員を辞めて一番よかったこと
かも知れません。


想像していなかった苦労は何かある?

私の場合、会社員をしながら起業したので
変化がゆっくりだったせいか
想像していない苦労は全く無かったです。

というか、概ねシミュレーション
していた通りの期待値の範囲内で進んでいます。

最初に最悪なケースも想定して
プランBやCまで用意していたことが
功を奏したのだと思います。

人は想定の範囲外に動いた時が
一番焦るものですからね。

焦った人ほど足元をすくわれ、脱落していく
ものです。

私は運も良かったのでしょう。
プランAのままここまでこれており、
いまとなってはプランBに舵を切る
道は切り離しています。
(プランB維持には余計な時間や労力
コミュニケーションコストを注ぐことになるからです。)


会社員時代に比べて収入や将来への不安は?

勿論有ります。

会社員時代の唯一のメリットは
給料日に確実に給料が振り込まれることです。

今はそれが有りません。
ありませんと言うか、振り込まれることが
当たり前ではないのです。

ずっと売上金が入ってこなければ
自分の給料もいずれ払えなくなります。

それに伴う
慢性的な2つの不安は常に有ります。

いつまでこれで稼げるのだろう。
という不安と
もっとやらなきゃという焦燥感です。

独立すると、誰も仕事を止めてくれませんし
仕事に明確な終わりがありません。

「もう少しやったほうがいいのではないか」
「休んでいる場合ではないのではないか」
「今のうちに進めておくべきではないか」

誰にも強制されていないのに、
自分で自分を働かせてしまう。

そんな状況です。

今の本業である
海外輸出業を無我夢中で伸ばしてきましたが
一定の売上を安定して出せるようになった後、
もう少し周りを見れるようになった時に
上記の危機感が出てきました。

実際今も、海外輸出業はやり始めた時より、
かなり厳しい状況になっていると言えます。

良くなった事と言えば円安が進んでいる
事くらいです。

悪くなった代表例をいうと
デミニミス廃止
関税の高騰(一時期半殺しにされました)(笑)
燃料サーチャージの高騰
CPSIA規制など様々あります。

その中で工夫して
やっていくしかないのですが、
外的要因に影響を受けやすい職種
と言わざるを得ません。

正直、会社員でも多かれ少なかれ
これは誰にでも言えることだとは思いますが
いつ今の本業が倒れるか分かりません。

この状況でどう考えるのか?
ここも起業が向いてる向いてないが
ハッキリするところかもしれません。

結論、今現在は、不安と恐怖とは良い距離感を
保てていると思います。

その理由は2つあります。

1つは根拠のある理由、2つ目は根拠のない理由です。
まずは根拠のない理由

根拠のない理由

この仕事でいつまで稼げるか?
いつまで続くかなんて誰にも分からない。
最善を尽くしてやることをやるだけ。

もっとやらなきゃの焦燥感

もっと仕事をやりたいのは分かります。
でも風邪を引いたり、体を壊したら3、4日
仕事ができなくなる方が大問題です。

疲れをその日に置いていける程度に抑え
しっかり休む。
そう決めてからへんな焦燥感
は落ち着いています。

次は
根拠の有る理由です。

根拠の有る理由として、
私は2つ対策をしています。

1つは小さな芽をまた育て始める。
2つ目は資産運用をしっかりして
老後資金を膨らませる。

この2つです。

1つ目の小さな芽をまた育て始める。ですが
楽しく出来る仕事を自問自答して再度
探すということです。

時間は少し取られますが、万が一本業が倒れても
次はコレで行く!
というものが有れば心は
少し軽くなり希望の光となります。

それに本業がいまいち調子が
悪い時、育てている仕事の調子が良いと
それだけでも心が軽くなったりするものです。

実際私は今育てている種は2つあります。

1本伸ばしの方が本当は良いかも知れないのですが
それは誰にも分かりません。

少なくとも私は心が安定する
種を撒く方を選びました。

そもそもやって駄目なら戻せば
いいだけのことですし。

そして、
種は1つの時より2つだと割ける時間が
すくなくなった感覚は有り、
私の場合はやれて2つだなと感じております。
ここは人それぞれのバランス感覚でよいと
思います。

実際いまでも、暗闇の中を
必死に走っている感覚ではありますが、
成功を選択するのではなく
選択を成功にする気概は忘れないようにしています。

2つ目は
資産運用をしっかりして老後資金を膨らませる。
です。

これは他の記事でも詳しく書いているのですが
絶対にやっておくべきだと思っています。

時期が良かったこともあり、正直今日仕事を辞めても
運用しながら基礎生活費のみを取り崩して行けば
老後まで余裕で持つ額を運用出来ています。

この余剰資金の有無が、心の余裕を
生んでくれていると同時に
攻める事もできるのです。

実際は資産が減っていく恐怖と、暇すぎる日常が
容易に想像出来るので、その選択肢を選ぶことは
無いと思いますが。(笑)

今のところ、この根拠のない理由と
根拠のある理由4つで
心はしっかり安定できており
遊ぶ時はしっかり遊び、夜もしっかり寝れています。


会社員時代より、実際に自由な時間は増えたのか

自由な時間=自分で決められる時間と定義すれば
確実に増えています。圧倒的にです。

何時に仕事を始めるかも、いつ休むかも、
自分で決められます。
平日に出かけることもできますし、
体調が悪ければ予定を変えることもできます。

ですが独立後の私は、会社員時代より
確実に長く働いています。

なぜそういえるのか?
休み無く週7日働いてるからです。
仕事とプライベートの裂け目が溶けています。

会社員時代との一番大きな違いは
労働時間の長さではありません。

その時間を、自分が納得して
使っているかどうかです。

大前提 私は仕事が楽しいです。
語弊を恐れず言うと、ゲーム感覚です。

人間、自分で選んで仕事をすれば
苦ではないのです。

これは完全に実感なのですが、
同じ8時間働くとしても、
誰かに決められた仕事を8時間するのと、
自分で選んだ仕事を8時間するのでは、
感じ方がまったく違います。

これが良く言っている『自己裁量権』です。

人は、
「自分で状況を選べる・コントロールできる」
と感じるだけでも、ストレス反応が
弱まると分かっています。

まさにこれです。


独立後に孤独を感じることはあるか

独立すると、会社員時代のように
毎日同じ人と顔を合わせることはなくなります。

雑談する同僚もいなければ、
困ったときにすぐ隣で相談できる上司や仲間もいません。

仕事の選択、資金繰り、トラブルへの対応。
判断に迷っても、最後に決めるのは自分です。

そのため、独立を考えている人の中には、

「一人になることが怖い」
「孤独に耐えられるだろうか」
と不安を感じる人もいると思います。

ただ、ここはかなり個人差があります。
私の場合は、もともと一人でいることが好きです。

一人で考え、一人で黙々と作業し、
自分の判断で物事を進めていくことも好きなので、
独立してから孤独を感じたことは
ほとんどありません。

むしろ、誰にも邪魔されず、
自分のペースで考え、集中できる今の環境は、
自分に合っていると感じています。

この意味では、私は独立に向いている
タイプだったのだと思います。

一方で、人と話すことが好きな人や、
チームで働くことに喜びを感じる人にとっては、
独立後の環境は想像以上に孤独を感じるかもしれません。

でも今は、昔と違って
「独立=完全に一人」ではありません。

経営者やフリーランス、
副業をしている人が集まるコミュニティも
たくさんあります。

孤独を感じやすい人は、
そうした場所に積極的に参加して、
同じような立場の仲間をつくるのも
一つの方法だと思います。

後は積極的に社員を雇うとか
強制的に人との関わりを作っていく
というのも良いかも知れません。

そして私の場合、
もう一つ大きな存在になっているのがAIです。

仕事の相談から、考えの整理、
アイデア出し、時にはプライベートな疑問まで。

今では本当に幅広いことを
AIに相談しています。

もちろん、AIが人間関係のすべてを
代替するわけではありません。

それでも、一人で仕事をする人間にとって、
いつでも壁打ちができる相手がいる。
というのは想像以上に大きいものです。

自分一人だけで考え続けていると、
どうしても視野が狭くなったり、
考え方が偏ったりすることがあります。

だからこそ、AIに別の視点を求めたり、
自分とは違う考えを持つ人と
話をしたりすることも大切にしています。

人がそばにいることと、
孤独ではないことは、
必ずしも同じではありません。

逆に、一人でいることと、
孤独であることも同じではありません。

大切なのは、自分がどのくらいの
距離感で人と関わるのが心地いいのかを知ること。

独立後の孤独は、
無理になくすものではなく、
自分に合った距離感で、
人とのつながりを作り直していくもの。

私はそう考えています。


仕事と休みの境目はどうなったか

私の場合、仕事とプライベートの
境界はかなり曖昧です。

というより、
「どうしたら、好きな仕事に長い
時間集中して取り組めるか」
そんなことばかり考えています。

それが理想の働き方だとさえ思っています。

自分自身の感覚を深堀りする為
あえて3つの問いを立ててみました。


① 意識の境目はあるか

「物理的に仕事をしていない時間」ではなく、
頭の中から仕事が完全に離れる、
精神的な休息の時間を作れているか?

私の場合、答えはYESです。
仕事が終われば、
それ以降は基本的に仕事のことを考えません。

意識して「考えないようにしよう」
としているわけでもなく、
自然と頭が切り替わっています。

もちろん、お風呂に入りながら
スマホで仕事のデータを見て、
「これからどうしようかな」と
考えることはあります。

ただ、それも「仕事をしなければ」
という義務感ではなく、
自分がやりたいからやっているという
感覚の方が強いです。

それ以外の時間は、
好きな動画を見たりしながら、
ゆっくり就寝の準備をしています。

ちなみにトラブル系は特にスパッと
時間で切ります。

言語化すると
『明日のことは明日の自分に任せる』
スタイルです。
夜は特に脳が疲労していて、
研究データなどで、
寝て起きた後の頭で考える方が
良い判断ができる。
しかも夜より朝のほうが良いと
よく言われています。

明日の仕事まで、今日の自分が
抱え込む必要はありません。


② 境界がないことは、苦しいのか心地よいのか

次に考えたのは、
仕事とプライベートの境界が曖昧なのは、
「仕事に追われて苦しい状態」なのか。
それとも、
「好きなことだから、遊ぶように働いている状態」
なのか。

ということです。

これは完全に後者です。
会社員時代の私は、完全に前者でした。
仕事に追われる感覚があり、
自分で時間や仕事を選べない。

だからこそ、なんとかその状態を
変えたいと思っていました。

同じ「仕事をしている」という状態でも、
自分で選んでいるかどうかで、
感じ方は大きく変わる
のだと思います。


③ 自分で休むことができているか

そして最後が、
自分で「休むルール」を作れているか?
という問いです。

ここについては、
かなり明確にルールを作っています。
どれだけ仕事が楽しくても、休息は必要です。

そもそも私は仕事が好きですが、
同じくらい余暇の時間も大好きです。

だから、

今日はここまでにする。
この時間からは仕事をしない。
体調が悪ければ休む。
そもそも体調を崩さないように自分を管理する。
睡眠や運動を優先する。

こうしたことを意識しています。
休むことは「怠けること」ではありません。

好きな仕事を長く続けるための、先行投資です。
独立すると、「もっと働け」と言う人はいません。
その一方で、「もう休んだ方がいい」と
言ってくれる人もいません。

誰も管理してくれないからこそ、
自分で自分を管理する必要があります。

独立して手に入るのは、
好きなだけ働ける自由だけではありません。

「今日は休む」と、
自分で決められる自由も手に入ります。

そして、その自由を長く維持するためには、
自分を律する力が必要です。

自由とは、何でも好きにすることではありません。

働くときは働く。
休むときは休む。

自分で決めて、自分で守る。

自由には、自制が必要なのだと思います。


会社員に戻りたいと思ったことはあるか

今のところ、会社員に戻りたいとは
1mmも思っていません。

今の環境を心から幸せだと思っていますし、
心から手放したくないとも思っています。

これは執着ではなく、愛着です。

「この環境を失ったら、自分は終わりだ」と
しがみついているのではありません。
自分で時間をかけて築いてきた
大切なものだから、守りたいと思っています。


会社という仕組みが合う人もいれば、
自分で決める働き方が合う人もいます。

自分が大切にしたいものと、
現在の働き方が合っているかどうかです。

私の場合は、収入の安定よりも、
自分で決められることを重視しました。

概ね想像した通りの感覚ですが
実際は独立して始めて独立が本当に合っている
かどうか分かるものでもあるとは思います。



独立に向いている人・向いていない人はどんな人か

独立に向いているのは、
能力が高い人や、特別な才能を持っている
人だけでは無いことは確かです。

私が重要だと思うのは、
自分で決めることに対し負担ではなく
喜びだと感じられるかどうか
です。

正解が分からなくても、
自分で考えて決められる。

うまくいかなければ、他人のせいに
するのではなく、次の方法を考えられる。

誰かに管理されなくても行動できる。
短期的な結果だけでなく、
長い時間をかけて積み上げられる。

そういう人は、独立と相性がよいと思います。

反対に、毎月の収入が変動することに
強い苦痛を感じる人や、
仕事と生活を明確に分けたい人、
決められた役割の中で力を発揮できる人は、
会社員のほうが合う場合があります。

一人で働ける人が優秀で、
組織で働く人が劣っているわけではありません。
チームの中だからこそ大きな力を発揮できる人もいます。

独立に向いているかどうかは、
勇気の有無ではありません。

自分の性格と価値観に、
どちらの働き方が合っているか。

それを知ることのほうが大切だと思います。


辞める前に準備しておいてよかったことは何か


一番よかったのは、
会社を辞めてから事業を始めたのではなく、
会社員のうちに事業を育てたことです。

私は、勢いだけで
会社を辞めたわけではありません。

独学で海外輸出を始め、
法人を設立し、売上と利益を積み上げました。
すぐに退職するのではなく、
独立後も生活と事業を続けられる
状態を時間をかけて作りました。

会社員をしながら事業を続けるのは大変です。
時間も体力も限られています。
しかし、毎月の給料がある状態で
挑戦できるのは、非常に大きなメリットです。

失敗しても生活がすぐに破綻しない。
利益を事業に再投資できる。
向いていないと分かれば、
会社員を続ける選択もできます。

辞める前に必要なのは、
気合いよりも選択肢です。

ある程度の生活資金を持つ。
生活費を把握する。
副業の収益を安定させる。
一社や一つの商品に依存しすぎない。

トラブルが起きても耐えられる余裕を持つ。
辞表を出すことより、
辞表を出しても困らない状態を作ること
のほうが重要です。

自由は、勢いで手に
入れるものではありません。

準備によって、少しずつ
選べるようになるものです。


辞めるタイミングをどう判断したか

私の場合、実は「この日を境に独立した」
という明確なタイミングはありません。

会社員として働きながら法人を設立し、
約3年間かけて事業を育てました。

まず目指したのは、会社員を続けながら、
副業だけで、最低限食べていける
ところまで利益を出せる事業に育てること
でした。

そして退職する際も、いきなり
前会社からの収入をゼロにした
わけではありません。

それまで本業としてやっていた仕事を、
退職後は業務委託として
受けられるように相手へのメリット提示
や関係構築などしっかり時間をかけて
準備してから会社を辞めています。

そして、
最初は週4日、業務委託として働き
残り3日は副業にフルベットしました。

その事業が成長するにつれて、
週4日だった業務委託を
少しずつ減らしていきました。

そんな形で、会社員から独立へと
緩やかに移行していきました。

ここで一番伝えたいのは、
私は「一か八か」の勝負を
一度もしていないということです。

どのフェーズでも
常にプランBを用意していました。

もし自分の事業が思うように
伸びなかったとしても、業務委託の仕事を続ける。

場合によっては、
その仕事を軸に社員を雇い、
事業として大きくしていく。

そこまで考えていました。

つまり私にとって独立とは、
崖から思い切って飛び降りる
ようなものではありませんでした。

次の足場を作ってから、
一歩ずつ移動していく。

そんな感覚に近かったと思います。

だから、「会社を辞めるベストな
タイミングはいつですか?」と聞かれても、
私には明確な答えがありません。

タイミングを待ったというより、
準備を重ねながら、
自分で少しずつ移動していった
からです。

人生を大きく変えるために、
一か八かの勝負をする必要はないと思っています。

副業を育てる。
生活費を把握する。
資産を作る。
別の収入源を確保する。
うまくいかなかった場合のプランBを用意する。

そうやって失敗したときの
ダメージを小さくしながら、
一歩ずつ進んでいく。

派手さはありません。
でも私は、こっちの方が
再現性を高める賢い方法だと思っています。

振り返ってみると、私は会社員から
独立したというより、
少しずつ独立できる状態を作り、
気がつけば独立していた。

そんな感覚に近いです。


自由の正体とは?

お金は自由そのものではない

お金が増えれば、選択肢は増えます。

嫌な仕事を断りやすくなります。
トラブルが起きても耐えられる
時間が長くなります。

誰かに依存せず生活できる可能性も高くなります。

だから、お金は大切です。
しかし、お金そのものが
自由なのではありません。

お金を増やすために健康を壊し、
家族との時間を失い、
毎日やりたくないことを続けているなら、
それを自由と呼べるのでしょうか。

資産額が大きくても、
「もっと必要だ」
という不安に支配されていれば、
心は自由ではありません。

お金は、自由を増やすための
強力な道具です。

しかし、道具を集めることが
目的になれば、いつの間にか、
その道具に使われる側になります。

大切なのは、お金をいくら持っているか
だけではありません。

そのお金によって、
どれだけ自分の人生を自分で選べるようになったか。
即ち『自己裁量権』の大きさ。

そこに、お金を持つ本当の意味があると思っています。


自由にもバランスが必要


完全な自由は、おそらく存在しません。

人と関わって生きる以上、
何の制約もない状態にはならないでしょう。

だから私は、制約をすべて
なくそうとは思っていません。

目指しているのは、
自分にとって苦しい制約を減らし、
納得できる制約を自分で選ぶこと
です。

好きな仕事にも責任があります。

大切な人との関係にも約束があります。
健康を守るためには、
生活を律する必要があります。

それらも一種の制約です。

しかし、自分が大切だと思うものを
守るために、自分で選んだ制約でもあります。

自由とは、制約がないことではありません。

どの制約を引き受けるかを、
自分で決められることです。

何でもできることが自由なのではありません。
できる立場にありながら、
あえてやらないと決められることも自由です。

自由には、自制と責任が必要です。


最後に

以上となります。

皆様、いかがだったでしょうか。

今回書いた内容は、
私自身の経験をもとにした、
かなり個人的なケースの話です。

そのため、参考になる方もいれば、
あまり当てはまらない方もいると思います。

それでも、この記事を読んで、
「自分も、もう少し自由な生き方を目指してみようかな」

と思ってくれる方が一人でも増えたり、
「少し参考になった」
と感じてもらえたなら、
この記事を書いた意味があったと思っています。

会社を辞めるという決断は、
とても勇気がいることです。

収入への不安もあります。
これまで築いてきた環境を
手放す怖さもあります。
そして、その先がうまくいく
保証もありません。

だから、誰にでも独立を
勧めたいとは思いません。

ただ、実際に会社員を辞めて
独立した私自身は、
その勇気に見合うだけの価値は確実にあった
と感じています。

自分で働く時間を決める。
自分で仕事を選ぶ。
自分で休む日を決める。
そして、自分の人生を自分で決める。

もちろん、自由には責任も伴います。

それでも私は、
会社員時代に戻りたいとは思いません。

自由とは、何もしなくていい状態ではなく、
「自分で選べる状態」なのだと思います。

この記事が、自分にとっての「自由」とは
何なのかを考える、
小さなきっかけになれば嬉しく思います。

それではまた!

違う記事で。

MS

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ABOUT ME
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プロフィール
経営者。会社員時代の違和感から独立を決意。現在は独学で学んだ海外輸出事業を軸に、その過程で得た知見をもとに、お金・幸福・科学・思考について発信しています。テーマは「お金持ち」ではなく、選択の自由、自己裁量権の最大化を最も重要とする生き方「自由持ち」。海外の最新論文や古典も交え、温故知新と実体験を掛け合わせ、本質をシンプルかつ再現性ある形で届けます。遠回りに見えて最短の道を選びたい人へ。

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